2011年「ソーシャルメディアと音楽」についてよく読まれた記事トップ10

ブログ更新が滞り申し訳ありませんでした。1ヶ月ほどお休みをいただいていました。その理由は追って来週のブログで発表させて頂きます。

さて、このブログを立ち上げて半年あまり、本当に多くの方に読んで頂きまして、ありがとうございました。先日、デジタメというセミナーで講演させて頂いたことや2011年も終わりということで、まとめも含め今回は本ブログで好評だった記事トップ10をお送りしたいと思います。

ページビューランキング

1、日本メジャーレコード会社のfacebookページの使い方
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2011年9月に発表した記事。日本のメジャーレコード会社のfacebookページに言及したもの。音楽業界以外からのヒントはたくさんあると今でも数多くある。むしろ、そちらのほうが参考になるものは多い。ソーシャルメディアをうまく「使うツール」として、まだまだ伸びしろは大いにあると思う。

2、Spotifyで加速する世界照準の音楽ビジネス
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2011年10月に発表した記事。ICJさんが日本の音楽コンテンツを世界に発信するためにSpotifyが開始されたというタイムリーなニュースにあわせてSpotifyを活用した今後のあり方を考察した内容。

Spotifyの価値は「瞬間性」と「感情」をつなぐ「アクセス性」にある。Spotifyで可能な【共有】と【共感】。facebookとの連携で生まれる新しい音楽消費の形はもっともっと変化していく。

3、summersonicから考えるソーシャルメディアの使い方
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2011年8月に発表した記事。今年のサマソニに参加した上でのソーシャルメディアの使い方について考察した。「各アーティストを愛する人々の集うフェス」から「サマーソニックを愛する人々の集うフェス」へ。

リアルとソーシャルメディアをつなげる。サマソニに参加している人の声を傾聴する。1年間つながりのできるサイトへの変化など、ソーシャルメディアのベーシックな部分とフェスという【共鳴】を生み出す場所の最大化と最適化について。

4、クワトログラフで共有、共感の架け橋を作る

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2011年8月に発表した記事。4つの音楽の切り口を作る「クワトログラフ」を中心に考察した。ソーシャルグラフ、インタレストグラフ、ミュージックグラフ、リレーショングラフ。【共有】【共感】つまり、自分ゴト化してもらうために、多くの音楽を知る入口を用意する。

5、ソーシャルな体験がミュージックビデオを変化させる
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2011年7月に発表した記事。ミュージックビデオを「ソーシャルグラフを活用したビデオ」「ミュージックビデオにユーザが触れるもの」「ミュージックビデオにユーザを組み込むもの」の3分類にわけ、ソーシャルメディアと連動性について考えた内容。andropの「Bell」など新しいミュージックビデオもこのあと、次々と生まれた。

6、メタモルフォーゼ中止から考える「守り」としてのソーシャルメディア
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2011年9月に発表した記事。野外フェスメタモルフォーゼの中止に伴い、「攻め」だけでなく、「守り」のソーシャルメディアについて考察した。ソーシャルメディアガイドラインの重要性など、ソーシャルメディアをただ使うだけでなく、「攻め」と「守り」のソーシャルメディアを考え、実行することが大切ではないかと考察した。

7、ソーシャル時代のレーベルのあり方
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2011年11月に発表した記事。ソーシャルメディア時代におけるレーベルのあり方について考察した。横のつながりをレーベルで紡ぐ、レーベルのtribeを生み出すことの大切さ、レーベルの世界観の方向性決めなど、ソーシャルメディア時代だからこその「いま」という軸で切り取った。

8、ソーシャルによって『点』を『線』にし『円環』へ
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2011年8月に発表した記事。【共有】【共感】【共鳴】のサイクルを生み出すことについて考察した。共有で『点』を集め、共感で『線』を紡ぎ、共鳴で『円』を描く。

9、100Tribe(ワンハンドレッドトライブ)を作り出す
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2011年11月に発表した記事。ソーシャルメディア上にTribeを作り出すこと。その中で、100人のコアファンを作り出すこと。100Tribe(ワンハンドレッドトライブ)をすべてのツールを活用してゴールを目指すこと。その100Tribe(ワンハンドレッドトライブ)からコミュニケーションリングが生まれ、他のTribeとも連なり、広がり、届いていく。

10、音楽を解放することが、音楽を引き寄せる
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2011年8月に発表した記事。止まらない音楽を解放するサービスと世の中の流れを踏まえどう向き合うか。それはコンテンツの価値を下げることじゃない。音楽を囲い込む時代は終焉を迎える。けれど、音楽の価値は消えない。

【ページビュー以外で反響のあった記事】

1、ソーシャルメディアによってTribe(部族)が時空を超越する
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2011年10月発表した記事。映画「リリイ・シュシュのすべて」のリリイ・シュシュから考えるTribeという概念。そして、それは時空を超越し、圧倒的な熱度を維持した状態で、ソーシャルメディア上に息づいている。

2、海外フェスにみるフェスサイトの未来
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2011年7月に発表した記事。海外のフェス事例を見ながら、フェスサイトの未来を考察した。
生中継、ソーシャルリコメンド、熱度の保った導線。まだまだ制約はあるにせよ、可能性はたくさんある。

3、『あの花』から広がるソーシャルメディアコンテクスト
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2011年10月に発表した記事。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』というアニメから考察するソーシャルメディアコンテキストの重要性について。『あの花』から派生して広がるつながりは、それぞれを補完しあい、結晶の密度を高める。
そして、そのつながりは濃くなり、広がれば広がるほど、その結晶は強く輝き出す。

4、『エクスペリエンス:体験』をソーシャルで循環させる
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2011年11月発表の記事。分断された『場のビジネス』では意味がない。その瞬間、その場でしか体験できない「レゾナンス:共鳴」をいかにソーシャルを通して、【共有】【共感】のサイクルにするか。だからこそ、「ソーシャルレゾナンス:共鳴」となる。


こうやって見てみると、事例はもちろんのことながら、「考え方」についての記事が多く読んでくださったのかなと思います。
本当にこんなブログを読んで頂いてありがとうございます!

ソーシャルメディアと音楽はまだまだ可能性が詰まった場所です。
このブログは少しでも何かの役に立っていれば幸いです。


こちらの記事はTMHブログポータルの方にも転載いただいております。このブログは個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。