音楽を世界に届ける方法は圧倒的に増えた。
それはソーシャルメディアによって圧倒的に広がった。
facebook、myspcae、soundcloud言い出したらきりがないほど音楽を世界に届ける方法は溢れている。
そんな中でリンクトインを使って音楽ビジネスのボーダーを超えることもひとつの選択肢としてあってもいいのではないかと思う。
リンクトインとはなにか
そもそもリンクトインとはビジネスに特化したソーシャルネットワークサービスで日本語版は今年中には出ると言われている。
言うなればビジネスパーソンの生産性を高めるツールで、人と人とを、人と企業をマッチングさせるソーシャルネットワークサービスだが、これは音楽ビジネスにも応用できる。
例えばBrad Gillisという人物はリンクトイン内に詳細な音楽履歴書を作成し実践しているタイプだといえるだろう。
リンクトインで楽曲をアップロードできるアプリは今のところないがバンドないし個人のプロフィールページを設け、詳細な履歴書、音楽でいえば、バイオグラフィーを作成し、そこから世界のレコード会社で働いている人間に直接コネクトすることができる。
リンクトインはどちらかというと、メジャーよりもインディーズのアーティストに向いているが、音楽で飯を食べたいと思う場合(とても本気な場合)数あるソーシャルメディアの中でリンクトインという選択肢を設けるのも悪くない。
また、リンクトインにはリンクトインTODAYという自分の興味関心のあるニュースを
まとめてくれるサービスがあり、これも世界のエンターテイメント業界の動向などがわかるため、情報収集という側面からも利用価値はある。
ことインディーズにおいては、これからはアーティストであると同時にソーシャルメディアマーケターである必要があると個人的には思っているのだけど、市場選定や戦略もなしにソーシャルメディアに音源をばらまくことは有効ではない。
リンクトインから広がる可能性
自分は何をしたいのか。音楽をどう広げたいのか。適切なソーシャルメディアは何か。
その各ソーシャルメディアに出店する目的は何かをしっかりと熟慮する必要がある。
リンクトインはビジネスパーソン向けの転職SNSと思われがちだが、リンクトインの真の価値はそこにはない。
リンクトインは自分の仕事に関する最先端の知見がソーシャルでパーソナライズされたニュースなどを通して得られ、そこで人脈を拡大することが出来るツールだ。
例えば、リンクトインには「スキル」という個人のタグづけ機能があり、その中に「ギタリスト」のタグがあったりする。ソーシャルメディアマーケターなんてタグもある。実際にそのようなタグづけを行い、いろんなビジネスにつなげてる人が世界ではたくさんいるようだ。
自分自身をリンクトインを通して世界の音楽ビジネスに関わる人にコネクトすることが可能だし、そこから音源を聴いてもらえるチャンスがあるかもしれない。もしくは仲間を見つけることも可能かもしれないし、音楽ビジネスの世界の生の声を聞けるかもしれない。
音楽ビジネスという側面からリンクトインを有効活用することで、自分のフィールドが大きく広がる。
音源が素晴らしいのは当たり前。ライブ力があるのも当たり前。
その中で自分ないしバンドの可能性を世界に広げる上で、リンクトインというのは大いに魅力あるソーシャルメディアのツールになると思うのです。
とりあえずmyspace。とりあえずyoutube。とりあえずfacebook。
それぞれ自身の音楽を広げることのできるツールだが、同様にリンクトインにも音楽を広げることができると考えている。
残念ながら日本ではまだリンクトインはほとんど使われていない。
ただ、もし自分の音楽を世界標準としているのなら、選択肢としては面白いだろう。
リンクトインマスターの@taniyangによれば、リンクトインの個人使用法は以下だ。
- いつでも会って相談できる自身の専門家ネットワークの管理と拡大
- 自分の業界に合わせ、かつ、そのニュースへの専門家たちのコメントも閲覧できるソーシャルニュースの閲覧
- グループ機能を使った、自分の所属する業界や同じテーマに興味と持つ人同士でディスカッションや情報交換
- プロフィールを露出して検索を通して見つけてもらうためのパーソナルブランディング
- シグナル機能を使った、ビジネス動向のモニタリング
- 企業情報・動向のチェック
- 転職や仕事探し などなど
まずは自分で使ってみることから、本当の価値がわかると思う。
私もまだまだ使い慣れてないので、じっくりとリンクトインを使ってみようと思う。
リンクトインで音楽ビジネスのボーダーを超える。
音楽ビジネスの向上を考える際に、リンクトインをひとつ考えてみるといいのかなと思います。
今回はさきほど紹介したリンクトインマスター@taniyangに監修してもらいました。
@taniyangありがとうございます。
こちらの記事はTMHブログポータルの方にも転載いただいております。このブログは個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。